感染症の影響や再配達問題により、非対面や不在時でも荷物を受け取れる宅配ボックスが注目されています。

インターネットショッピングの利用者も増え、

賃貸物件でも宅配ボックスの設置率が増加しており

ますます宅配ボックス設置のニーズが高まると予想されます。

今回はマンション等のオーナー様に向けて、宅配ボックス設置のメリットや費用について解説いたします。

　

【オーナー様が宅配ボックスを設置するメリット】

　

宅配ボックスは後付け設置が簡単にできるため、

競合物件との差別化や物件価値を高めることができ、

賃料アップや空室期間の長い物件への対策に有効です。

また、入居者はいつでも荷物を受け取れるようになるので、利便性が高まり、

満足度が上がることで入居期間が長くなることが期待できます。

　

【宅配ボックスの費用相場】

　

宅配ボックスにはアナログ式とデジタル式の2種類のタイプがあります。

アナログ式の宅配ボックス

ダイヤルやテンキーなど基本的に電源が不要なので

設置場所の自由がきき、ものによってはご自身で設置も可能です。

また、故障した時以外にランニングコストはほとんどかかりません。

しかし、開錠番号がだいたい4桁でありセキュリティ性が低く、

盗難等のトラブルが起こる可能性があります。

※本体価格で約40～60万円（10ボックス程度）

　

デジタル式の宅配ボックス

カードキーや入居者ごとに暗証番号が割り振られていたりと

セキュリティ性が高いのが特徴です。

設置には電気工事等が必要なため、

専門業者へ依頼となり約10万円～の費用が発生し、

電気代や管理費等のランニングコストが月に5,000円～15,000円程度必要となります。

また、費用はかかりますが、荷物の管理やトラブル対応をしてもらえる

オンライン管理式の宅配ボックスもあります。

※本体価格で80～100万円（10ボックス程度）

　

【まとめ】　

今回は簡単に宅配ボックス設置について解説させていただきました。

利便性が向上することで空室対策や退去予防になり、安定した賃貸経営につながるかもしれません。

金額だけでなく、セキュリティ性や管理の手間まで確認することを忘れないようにしましょう。