毎年感じていること
今回は山中が担当いたします。
今回は、不動産業界にいる立場で個人的に思っていることを。
毎年恒例のように、年末に税制大綱が公表されます。
いつも時限立法としながら、新築住宅をメインに税制優遇がされています。
今回の目玉としては「子育て世帯優遇」の傾向が鮮明になりました。
岸田首相も突如「異次元の子育て対策」に言及し始め、「子育て支援」と
銘打てば批判が少なく政策が進めやすいという理由でしょうか。
これだけ少子化が顕著になっている状況、住宅価格高騰からすれば
対象者も限定的でしょう。
勿論、それ以外でも印紙税や不動産取得税、登録免許税の減税措置の延長も
決まりましたので不動産売買にとってはありがたい状況ではありますが。
不思議なのは「空き家対策特別措置法」も改正されましたが「空き家」の原因は
「新築住宅」の過剰供給が根本にあるはずなのに未だに「新築住宅優遇税制」を
進めているということです。
新NISAも始まり、「投資」「運用」の中で不動産も1つのポイントになるはずです。
不動産の中古ストックを「活用」するには、税制面でのアシストが必須になります。
すぐには動かない政策ではありますが、政府に期待しております。
話題は変わりますが、2024年元日から令和6年能登半島地震で大きな災害が発生し、
また同日に羽田空港での衝突事故。
その地震の件で海上保安庁機が被災地に物資を搬送するためだったとのことで。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
犠牲になられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。
個人的には今回の災害で他人事とは思えない状況です。
私の地元も岩手県大船渡市という町です。
そう2011年東日本大震災で被災した町のひとつです。
今回私も地元に帰省し、毎回帰省のたび近隣の震災遺構に手を合わせています。
![](https://nishiya-248.com/wp-content/uploads/2024/01/奇跡の一本松.jpg)
まだまだ予断を許さない状況が続いておりますが、一日も早い安定化と、
被災地の回復をお祈りいたします。
また、救助に行っておられる方々にも感謝しております。
年頭からあまり良くないニュースから始まりましたが、
今年も1年頑張ろうと思いますので皆様よろしくお願いいたします。