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東京23区紹介~足立区編~

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今回は足立区について紹介いたします。

足立区は東京23区の中では最北端位置しており、都内23区の中で3番目に大きな区です。

人口で見ても約69万人(令和6年4月1日現在)と23区の中で4番目に多く、東京の中心部に通勤・通学する方や、ファミリーが多く住んでいる印象です。

~足立区の歴史~

そんな足立区が現在のような発展を遂げた歴史には、徳川家康が大きく関係しています。

1594(文禄3)年、徳川家康の命により、現隅田川にかけられた最初の橋である千住大橋が完成し、多くの人々が移動の際に千住を通るようになりました。

その後江戸幕府が開かれ日本の各所へ結ぶ街道を整備が始まり、日光街道と奥州街道の1番目の宿場として設けられたのが千住宿。江戸近郊の宿場町としては最大規模であり、荒川・隅田川・綾瀬川が付近で合流していたその地形から、江戸に物資を運ぶ為の中継地点としても有効であったことから、足立区発展の基になったと言われています。

そのなごりは今も存在し、旧日光街道を歩いていると、宿場町として栄えていた当時を彷彿とさせるような建物があり、歴史を重ねた建築物の趣や美しさを感じることができます。

千住宿を中心として発展を遂げた足立区は、明治時代に入るとレンガや革製品等を作る町工場が沢山つくられ工業の地としても名を馳せるようになります。大正時代に移っても関東大震災での被害が比較的少なかった足立区には、製品の運送にも水運が使えたことで材料や生産品を運ぶのに都合がよかったこともあり埋め立てや区画整理によりたくさんの工場ができました。現在でもその職人技は受け継がれ、「足立ブランド」と呼ばれています。

~現在の足立区~

このように発展を遂げた足立区は、下町情緒溢れる街並みから、工場地域跡地として再開発された発展した町、荒川沿いの水辺や点在する公園の豊かな自然など、都市機能の利便性と自然環境のバランスがとれた住みやすい町だと思います。

ここからは足立区のおすすめスポットを紹介いたします。

・毎年多くの人々が訪れる西新井大師

年始の厄除け祈願に訪れる方も多いのではないでしょうか。西新井大師という名前は通称名であり、詳しくは五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)という名前です。

私も今年方位除けの年だった為祈願をしに初めて訪れたのですが、参拝する方が多く、屋台もたくさん出ていたためとても賑わっていました。

・自然が豊かな住環境!舎人公園を始めとする公園

足立区は昔海面に面した湿地帯であったと言われており、葦という植物が沢山生息していたことから「あだち」という名前になったという説があります。

現在も荒川沿いの水辺や点在する公園の自然が豊かで、中でも舎人公園は家族連れに賑わうスポットです。植物・昆虫・鳥類・水の中の魚たち、自然の宝庫である敷地は約65ヘクタール。春には桜が咲き誇り、お花見に訪れる人もたくさんいます。

・花火大会、下町のイベント・活気のある街「足立区」

毎年多くの来場者が訪れる足立区の花火大会をはじめ、イベントが多く活気のある印象の足立区。

今年はあいにくの天気で中止になってしまいましたが、毎年夏になると夜空に大輪を咲かせ、足立の夏の風物詩です。他にも神社等でも度々催し物があり、神輿も出たりと夏は特に賑やかです。

私も実際夏に地域の神社のお祭りに訪れたのですが、家族連れが多く、3世代で楽しまれている方も多くみられたのが印象的でした。

~まとめ~

私は現在足立区に住んでいるのですが、都市の利便性や自然環境のバランスがちょうどよく、都内各所へのアクセスもしやすい為とても暮らしやすい区だと思います。23区の中では物価や家賃が安く、高齢者向けのサービスや子育て環境も充実している為、あらゆる世代が住みやすい街です。

足立区は治安が悪いとよく言われていますが、近年では取り締まりが強化され、実際足立区役所の調査では「治安がいい」と答える区民は約6割を超えているそうです。私も住む前は不安もありましたが、世間的なマイナスイメージと実際住んでみてからではギャップがあると感じています。

足立区には今回紹介しきれなかった魅力が沢山あるので、是非まずは一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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