ホームステージングのメリット、デメリットと費用について
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「ホームステージング」という言葉を聞いたことはありますか?
日本においてはまだそこまでなじみのある言葉ではないですが、欧米諸国では一般的です。
今回はホームステージングとはどういう意味なのか、メリットとデメリットと費用について紹介していきます。
ホームステージングとはどういうことか?
家を売却する際、条件に合う人がすぐに見つかれば嬉しいことです。
しかし、現実的には何カ月も売れ残るということは多くあります。
また、売れない期間が長くなると売れ残り感が出てきてしまいますので、改善するために様々な工夫を凝らします。
ホームステージングという言葉は家を演出するという意味で使われています。
具体的にはモデルルームのように家具などを配置することでイメージアップをはかります。
印象の良いモデルルームのような空間に仕上げ、買い手に良い印象を与えることを目的としています。
ホームステージングを行う方法は、業者に依頼してレンタルで行うのが一般的です。
それは、物件の売却期間中だけ借りておけばよいので無駄があまりないからです。
自分で家具などを配置してもよいですが家の印象を良くするために多くの家具や小物を買ったりすることは費用がかかります。
プロの手によって家具や小物が選定されることで家の雰囲気も良くなります。
ホームステージングのメリットとは?
・早期売却の可能性が高まる
何もない状態で売り出されているよりもホームステージングにより家具や小物を置くことでイメージが良くなります。
そして、入居後の生活がイメージしやすくなり早期売却につながることがあります。
また、お客様はまとめて見て回ることがあり、印象に残りやすくなります。
内覧してもらわなければ不動産売却にはつながりません。
内覧数を増やすことも重要になります。
そのきっかけづくりとしてホームステージングが行われる機会が増えています。
・集客アップが見込める
今の時代、多くのお客様はインターネット上で物件の選択をした上でどの物件を買うか絞り込んでいきます。
たくさんの物件があふれている中で、ホームステージングを行っている物件は目に留まります。
広告の見栄えが良くなり、集客アップが見込めます。
・高値で売却できる可能性がある
不動産の価格は最終的に買主と売主の折り合いのとれる金額で決まります。
ホームステージングを行うことで買主の印象が良くなり高額で決まる可能性もあります。
物件の価値を最大限に引き出せるホームステージングには多くのメリットがあります。
ホームステージングのデメリット
・費用がかかる
不動産を売却する際には、仲介手数料やさまざまな税金などの費用が必要です。
その上でホームステージングを実施するとなると、さらに費用が必要になります。
特に金額がかかるのが空き家の場合です。
居住中である場合は専門家にアドバイスをもらう程度のため数万円で収まることがあります。
空き家はレンタルをして家具や小物を揃えなければならないので30万円程度かかる場合があります。
レンタル期間中に買い手が見つからず、レンタル期間が延ばす場合は、更に追加費用が発生します。
まとめ
ホームステージングには費用がかかります。
しかし、今の時代にマッチした、室内を魅力的に演出できるのがホームステージングです。
かかった費用以上に効果が期待できる戦略の一つです。
ホームステージングを活用することで、より早く、より高い納得のいく売却を狙うことも可能でしょう。