不動産投資ローンの返済期間について
不動産投資を始めるときには金融機関から融資を受けて投資物件を手に入れることができ、その際に利用するのが不動産投資ローンです。
自分が住むための自宅に利用する住宅ローンとは性質が異なります。
融資の際、「低金利で借り入れを行う事ができるか」気になる方も多いかと思いますが
基本、返済期間に設定できる最長の期間は建物の構造・築年数によって変わります。
金融機関は法定耐用年数に応じて融資期間の設定を行う事が多く、法定耐用年数は構造ごとに以下のように設定されています。
・鉄筋コンクリート造(RC造) 47年
・鉄骨造(S造) 34年
・木造 22年
法定耐用年数とは、税法上の耐用年数のことで耐用年数から築年数を引いた残りの年数が返済期間の目安となります。
イコールではなく多くの場合は耐用年数よりも短く設定されるため
例えば築10年のRC造の物件の場合30年程の融資期間が組めるということになります。
長期融資、短期融資に関しては一概にどちらがよいと言えるわけではないため
ご自身に合った返済期間でローンを利用すると良いでしょう。
ただ、耐用年数の長いRC造の物件を新築で購入し20年後に売却するとなった場合
残りは27年となるため次に購入する人も長期融資を受けられる可能性が高くなり
買い手がつきやすい傾向があるため出口戦略に有利なようです。
不動産投資ローンには住宅ローンとは異なる審査基準や投資家の条件等がありますが
今回は返済期間についてご紹介しました。
審査基準・条件については他のトピックスでご紹介したいと思います。