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ディンプルキーのメリットと費用

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年々増加の傾向にある空き巣被害。

その多くがピッキングを用いた犯行であったため、鍵メーカーの多くが、空き巣犯罪の対策に悩まされていました。

そこで誕生したのが、従来のピッキング法では開錠できなくなった全く新しいドアノブ「ディンプルシリンダー」と、その施錠キー「ディンプルキー」です。

その防犯能力の高さから、ディンプルキーは年々需要が増えつつあります。

今回はディンプルキーの仕組みや防犯性、ディンプルキーのメリットと費用をご紹介させていただきます。

まずディンプルキーとは、表面に多数のくぼみがある鍵のことです。

一般的な鍵は、1面がギザギザとした山になっているのに対し、ディンプルキーはくぼみのように表面に凹凸が付けられています。

ディンプルキーと普通の鍵の比較

ディンプルキーのメリット

ディンプルキーの最大のメリットは、何より防犯性の高さです。

従来のシリンダーキーは一方向しかピンがついていないのに対し、ディンプルキーはピンの方向とピンの数が多く、それぞれのピンの高さが一致しないと開かない仕組みになっており、一般的に使用されているシリンダーキーよりもはるかにピッキングに時間がかかるからです。

ディンプルキーの鍵のパターンは理論上では数十億から数千億通りにもなると考えられており、ピッキングはほぼ不可能であるとされていることから、その防犯性の高さに期待が集まっています。

警視庁が発表したデータでは空き巣は侵入に5分以上の時間がかかると約7割が侵入を諦めると言われています。

しかしディンプルキーには「導入コストがシリンダーキーよりも高い」「シリンダーキーのように手軽に合鍵を作れない」といったデメリットもあります。

ディンプルキーにかかる費用

ディンプルキーは防犯性が高いこともあり、合鍵作製や鍵交換費用は他に比べて高めと言えます。

昔から使用されているピンシリンダーキー(1面がギザギザしている鍵)であれば10,000~15,000円程度で、3~5分程度で完了します。

ディンプルキーの場合にかかる費用は15,000~30,000円程度で、15~30分程度で完了します。

購入する鍵本体の価格だけでなく、業者の作業費によって費用は異なります。

特に業者が離れた場所から来る場合、交通費が高くかかるでしょう。

防犯性の高いディンブルキーを紛失してしまった場合

もし賃貸物件で使っているディンプルキーをなくしてしまったら、まず、管理会社かオーナー様に鍵を紛失してしまったことを伝えましょう。
ディンプルキーをなくしてしまったら、ほとんどの場合その費用は借主が負担することになります。
また、鍵がなくて部屋に入れないときに鍵開けサービスを利用した場合の費用も借主の負担になります。
もしも、賃貸物件を契約したときに火災保険に加入していれば、鍵の交換や鍵開けサービスの依頼料金などを全額負担しなくても済む場合があります。
万一のときに備えて、火災保険の内容をチェックしておくとよいでしょう。

おわりに

近年は防犯に対する意識が高くなってきています。

特に女性の一人暮らしや子育て世代は、より防犯性の高い物件に興味を示す傾向があるでしょう。

他にもカードキーや暗証番号式の物も普及してきています。

鍵の交換は大掛かりな工事を必要とせず短期間でできる方法ですので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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