東京23区紹介~葛飾区編
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今回は葛飾区をご紹介をさせていただきます。
■葛飾区の特徴
「水と緑ゆたかな心ふれあう住みよい街」を目指して葛飾区は、「葛飾区都市計画マスタープラン」に基づき、基本構想として掲げる「水と緑ゆたかな心ふれあう住みよいまち」の実現を目指しています。 計画では、震災や水害への対策を始め、ファミリー層の居住促進や多世代が住み続けられる住みやすい住環境、公共交通機関の充実などが課題です。エリア別の構想として、葛飾区では7つのエリアに分けており、それぞれの特色があります。自分のライフステージに合わせて、どのエリアに住むのが良いか検討してみても良いと思います。
①水元地域 将来像:水元公園の豊かな緑・水辺と調和した都市の快適性が享受できる住み良い街です。 水元公園がある水元地域は、豊かな自然が感じられるエリアです。フィットネスパーク整備なども計画されており、緑豊かなのどかな場所で暮らしたい人、休日は水辺や自然の中で体を動かしたり散歩をしたりして過ごしたい人にオススメのエリアです。
②金町・新宿地域 将来像:賑わいと活力ある広域複合拠点の形成と誰もが安心して暮らせる良好な住環境の街です。 金町駅の再開発や市街地整備により、駅の利便性が増し、商業サービスが充実し、大学を中心とした複合市街地形成により活気のある街になると思います。交通アクセスや駅周辺の買い物利便性を重視する人にオススメのエリアです。
③柴又・高砂地域 将来像:特徴ある観光資源と魅力的な都市機能との連携による賑わいと活力に満ちた街です。 都内唯一の重要文化的景観として登録されている柴又帝釈天など、観光地としても有名な柴又エリアは、歴史的な街並みが魅力です。また、京成高砂駅は成田空港へのアクセスも良く、その立地を生かして道路と鉄道の立体交差化も視野に入れた計画が行われています。空港へのアクセスを重視する人や、歴史ある街並みの中で暮らしたい人にオススメのエリアです。
④亀有・青戸地域 将来像:駅前拠点を中心にした商業の賑わいと誰もが快適に暮らせる落ち着きのある街です。 駅前を中心に、商店街や大型店が一体となった商業サービスを充実させる計画が立てられています。また青砥駅は成田スカイアクセスの開業に伴って交通利便性が増し、さらに街が活性化すると見込まれています。買い物はなるべく近場で済ませたい、休日も家の近くで便利に過ごしたいという人にオススメのエリアです。
⑤南綾瀬・お花茶屋・堀切地域 将来像:堀切菖蒲園などの地域資源や緑・水辺を生かした、安全で快適な堀切地域では、路地空間を生かした誰もが安心して歩ける交通体系作りを目指しています。また、水害や地震にも安全で、安心して暮らせるまちづくりを進めています。自然が多い場所や、下町情緒を感じられる場所で暮らしたい人にオススメのエリアです。
⑥立石・四つ木地域 将来像:区の中心部として活気にあふれ、文化と暮らしとなりわいが共生する、安全・安心に住み続けられる街です。 区の中心部であり、区役所など行政拠点として文化・交流、行政機能の充実を目指した街づくりが計画されています。中川では親水テラス整備も行われ、公園と繋げた回遊空間づくりも目指しています。
⑦奥戸・新小岩地域 将来像:駅周辺の魅力的な広域複合拠点の形成と水辺を生かしつつ災害に強く生き活きと暮らせる街です。 商業サービスや行政機能が一体となった複合拠点ができることで、一層利便性の高い魅力ある街となることが予想されます。また、環境にやさしい居住空間やバリアフリー化など、質の高い住宅地の形成も目指しています。
葛飾区は都内でありながら、自然に囲まれた生活が送れます。区の中央部に中川、東に江戸川、西に荒川が流れ、水辺に溢れるエリアでもあります。中でも、東京23区で最大規模の水元公園は、珍しい野鳥が訪れるバードウォッチングのスポットとしても有名で自然溢れる公園です。春は桜や花菖蒲、夏はザリガニ釣りや川遊びなども楽しめ、バーベキュー広場もあるためカップルやファミリーもたくさん訪れます。川沿いをランニングしたり川釣りしたりする人も多く、水元公園の他にも区内には堀切菖蒲園も同じく自然が豊かで、その名の通り花菖蒲が有名なスポットでもあります。6月の見頃には、200種類6000株もの花菖蒲が咲き乱れる圧巻の風景が楽しめます。
■子育てしやすい 葛飾区は子育て支援制度が整っており、2022年の「共働き子育てしやすい街ランキング」では9位にランクインするなど、子育てしやすい街として知られています。葛飾区独自の子育て支援策をご紹介します。
・ 三人乗り自転車購入助成金 子育て世帯の経済的負担を軽減し、子どもの送迎の安全性を高めるため、自転車や関連物品を購入する費用の一部を補助するものです。購入金額の1/2、上限3万円まで補助してもらえます。 ・私立幼稚園補助金 区内にある幼稚園のうち、区立は2園、私立は23園とほとんどが私立幼稚園です。そのため、経済的負担を軽減する理由から、私立幼稚園の入園補助金として8万円まで補助が出ます。 ・ゆりかご面接 妊娠して母子手帳を交付した後に、子育てについての悩みやアドバイスを受けられる「ゆりかご面接」を行います。面接を受けた人は、「妊娠子育て応援券(1万円分)」が交付されます。 ・よちよちキッズ相談 1歳半健診と一緒に実施する「よちよちキッズ相談」を行うと、「1歳児子育て応援券(1万円分)」が交付されます。 「かつしか出産応援給付金」 子育て世帯を応援するために、1歳までの児童に対し、5万円給付されるものです。 家事サポーター派遣事業 3歳未満の子どもを育てるすべての世帯へ、家事サポーターの派遣費用を助成するものです。
このように、葛飾区独自の子育て支援は、経済支援や利用支援など多岐に渡り充実してることが分かります。 都心・都外へのアクセスが良い区内には7つの路線が通っており、都心はもちろん埼玉県・千葉県方面へのアクセスにも優れています。
・JR総武線・総武本線(新小岩) ・JR常磐線(亀有、金町) ・京成押上線(青砥、京成立石、四ツ木) ・京成本線(京成高砂、青砥、堀切菖蒲園、お花茶屋) ・京成金町線(京成高砂、柴又、京成金町) ・北総鉄道(京成高砂、新柴又) ・京成成田スカイアクセス線(京成高砂)
■葛飾区のアクセスの良い駅、乗り換えなし、もしくは乗り換え1回で葛飾区から都心の主要駅に行ける駅をご紹介します。
・新小岩駅 JR総武線快速で東京駅まで13分です。品川までは同じく22分、新宿まではJR総武線各駅停車で35分です。いずれも乗り換えなしでアクセスできます。
・京成高砂駅 京成本線、京成押上線、京成金町線、京成成田スカイアクセス線、北総鉄道が乗り入れており、葛飾区の中でも最も乗り入れ路線数の多い駅です。京成本線に乗れば、乗り換えなしで品川まで32分で行けます。乗り換え1回だと、東京駅まで31分、渋谷、新宿へも40分以内でアクセスできます。また、成田アクセス特急に乗れば、乗り換えなしの36分で成田空港に行けるなど、出張などで成田空港を利用する人にとっても便利な駅です。
・金町駅 JR常磐線が乗り入れしており、東京メトロ千代田線と直通運転しているため、大手町まで乗り換えなしで25分というアクセス環境です。乗り換え1回だと、新宿まで40分、池袋まで30分でアクセスできます。
■葛飾区の家賃相場
1R・1K・1DK 葛飾区の1K・1R・1DKの家賃相場は7.5万円となっています。 23区の中では6番目に家賃相場が安いエリアです。 1LDK・2K・2DK 葛飾区の1LDK・2K・2DKの家賃相場は10万円となっています。 23区の中では2番目に家賃相場が安いエリアです。 2LDK・3K・3DK 葛飾区の2LDK・3K・3DKの家賃相場は18.2万円となっています。 23区の中では4番目に家賃相場が安いエリアです。
【まとめ】 上記の内容をまとめさせていただきますと、葛飾区は23区内の中では比較的一人暮らしの方にもファミリー層にも最適なエリアで、自然も多く葛飾区は水辺や緑が豊かな区です。 本記事では、葛飾区全体の特色などに加えてそのような各タイプに対しておすすめの場所やその理由をご紹介させていただきました。